こんにちは、えぬしいです。
先日車購入の記事を書きましたが、その続きという事で、今回は新車購入費用の支払いについてです!
新車って高いですよね。。
そんな現金でポンとうん百万出せる余裕はもちろん我が家にはありません!
となると、借金するしかないのですが、今は支払い方法がいくつか選択できるようになりましたね。
- カーローン
- 残価設定ローン
- マイカーリース(KINTOなど)
ディーラーで車を購入する際、間違いなく残価設定ローンを薦められます。
私も残価設定ローンを薦められましたし、なんならそれ以外の選択肢は無い感じでした。
言われるがまま残価設定ローンで組もうとしている方!
ちょっとお待ちください!
メリット、デメリットをしっかり把握し、その上で判断できていますか?
ディーラーさんのメリットだらけの言葉をうのみにしていませんか?
という事で、それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。
この記事の目次
マイカーリース(KINTOなど)
メリット
- 税金や保険、メンテナンス代もこみこみの料金体系で出費の把握が容易
- 事業主だと経費扱い可能
デメリット
- 割高
- 所有者はあくまでディーラー
- 距離制限あり
- 車種は選べれてもグレードは選べれない場合もある
- カスタマイズ不可
マイカーリース、今はサブスクリプションと呼び名を変えたりしてイメージアップを図っていますよね。
なんて言っても月々定額!ぽっきり!
というのは分かりやすいのは確かです。
車に乗っていくうえで面倒なことは全てお任せですので面倒な方にはいいプランだと思います。
まぁぽっきり価格と言えど、結局は支払額に含まれていくのでカーローンや残価設定ローンよりか割高感はあります。
所有権もディーラーなので、傷をつけたり価値の下がる事は基本厳禁なので注意ですね。
残価設定ローン
メリット
- 月々の支払を押さえて乗り続けられる
- 好きな車種、グレードが選べられる
- 手続きが楽
デメリット
- 金利が実は車両全額にかかっている(※半額ではない)
- 指定期間後に返却が必要
- 指定期間後残価を支払って乗り続ける事も可能だが、ディーラーのローンによっては支払期限が2年など指定があり厳しい
- 原則的にディーラーに車を返却する必要があり、他の車屋に売れない
- 距離制限あり
- カスタマイズ不可
もうどこもかしこも残価設定ローンをごり押ししてきます。
月々の支払を低くして、好きな車を乗り換えていく・・・
一見素晴らしいのですが、そこはやっぱり罠が沢山あります。
まずは金利です。
ディーラーの金利は結構高いです。
私が行ったディーラーでは残価設定ローンは4.8%でした。
支払い額が半分で済む・・・と言いますが、実はしっかり車両金額満額に対して金利がかかります。
そう、ちゃーんと全額借金しているのです。
車が担保なので、長距離を走ったり傷をつけちゃったり資産価値を減らすとその分ちゃんと差分を支払う必要が発生します。
また、原則的に車はディーラーに返却(売却)することとなります。
ここに罠が!
普通なら車を売るときには数店舗に見積もってもらって一番高いとこで売る!という事ができません!
つまるところ、ディーラーが好きに査定出来るということなんです!
例えば、A店だと100万で下取りしてくれるのに、ディーラーだと90万の下取り査定に、、と言うのがありえます。
もちろん、あまりにあこぎな査定をして信頼を失っては元も子もないので一般的な査定額にはなると思いますが、購入者にとっての選択の自由は失われます。
ただ、この辺りは裏技もあって
一度残価全額をディーラーに支払い、所有権を得て他店舗に売りに出す、と言うのは可能です。
残価全額手持ちの資金があるに越したことはありませんが、無ければ他店舗と相談するのもいいと思います。
あと、残価設定ローンの謳い文句は
「少ない支払いで好きな車を乗り換えていく」
ですが、この辺りもよくよく考えると罠が。
例えば、車両価格300万の車を頭金を30万、車下取り70万で、残りの200万を残価設定ローンで購入するとします。
支払い期間は4年で48回、金利は4.8%、支払い回数48回、残価は150万とすると、大体月々の支払額は17500円ほどでしょうか。
え?安いじゃん!2万円以内で乗り続けられるの??
乗り続けられません
今回の車両購入で頭金0、下取り無し、で月々2万円なのなら、今後も同じグレードの車を乗り続けられますが、今回は頭金や下取りを入れています。
ですので、来る4年後に同じグレードの車を乗り続けようとしたら次回は頭金を100万円用意する必要があります。
ちなみに4年で100万を貯めようと思うと、単純に月々2万円ほどの貯金が必要です。
と言うことは、ディーラーが謳うように乗り続けるには月々4万円ほどの出費が必要となるのです。
カーローン
メリット
- 金利の安い銀行を選ぶことが出来る
- 所有権は購入者が持てる
デメリット
- 残価設定と比べて月々の支払が高くなる(※後述しますが、トータルだとカーローンの方が安くなります)
- 手続きが面倒
さて、残るは馴染みのあるカーローンです。
まずは先ほどの残価設定ローンと同様に計算してみましょう。
両価格300万の車を頭金を30万、車下取り70万で、残りの200万をマイカーローンで購入するとします。
支払い期間は4年で48回、金利は1.75%、支払い回数48回とすると、大体月々の支払額は43,100円ほどとなります。
支払額が残価設定よりも大きくなってしまいましたが、4年後に車を返却する必要が無くなりました。
残価設定ローンでの残価150万が妥当だとすると、4年後の車は150万の資産価値がありますので、このタイミングで乗り換えるならば今度は下取り価格150万で乗り換える事が可能です。
そうです、初回よりも大きな頭金(下取り)を入れる事が出来るので、今度は月々の支払額が減ることになります。
同じグレードの車を同じ金利、支払回数でローンを組んだ場合、今回は月々36,105円となりました。
また、メリットとして金利の安い銀行を選ぶことが出来ます。
そして車の所有権が自分にあるので売却時期も好きなように出来ます。
カスタマイズも自由自在です。
ただ、銀行で借りる場合、ディーラーで借りるよりも手続きが若干面倒くさいですし、審査もあります。
しかし最近はネットで全て完結する事が出来る銀行もありますので、一昔前に比べるとかなり簡単になりました。
ちなみに私は池田泉州銀行で借りました。
金利、安いですよ。
結論
残価を検討している方には申し訳ないですが、カーローン一択です。
事業者の方には経費扱いできるリースも良いと思いますが、一般向けでは無いので今回は非推奨です。
カーローンの月々の支払が高くなるのが嫌ならば、支払回数を増やすのも手です。
金利が安いので、支払回数を増やしてもトータルで残価設定ローンより安くなりますよ。
さぁ、週末はディーラーに行きましょう!w